栄養剤を使う目的
まず、はじめに私がどんな栄養剤を探しているのかというお話をしておきますね。
- 旅先に持っていける便利な形状
- また激痩せしてしまった時に備えて
先日、コロナ禍明けということもあり、久しぶりに東京へ出張しました。出張とは名ばかりで、会いたい人に会って一緒にご飯を食べるのが目的です。
こう見えても私はなんでも食べられる胃腸の持ち主ではありますが、だからといって何を食べてもいいかというと、そういうわけでもないんです。
ちょっと、説明が難しいですね。
持病「潰瘍性大腸炎」はリアルダという薬だけで治まっており、食事制限は特にありません。
ただし、大腸の炎症とは関係のない症状にずっと悩まされているのです。それはIBD(炎症性腸疾患)ではなく、IBS(過敏性腸症候群)です。
私は現在、IBSをコントロールするためにエレンタールを使っています。三食すべてを普通の人と同じメニューで摂ると、排便回数が増えてしまうので、その調整のために食事の何割かを栄養剤に置き換えています。
ふだん、エレンタールはゼリー状に固めて食べているのですが、旅先でこれを作るのが面倒くさいんです。なので、その替わりになる手軽な市販品を探しています。
もう一つの目的は言わずもがな、デブエットです。昨年は体重が33kgまで落ち、このまま死んでしまうのかと焦りました。
500円お試しボックスを取り寄せ

前置きが長くなってしまいましたが、Twitterでフォロワーさんに勧めていただいたエンジョイゼリーを試してみることにしました。
クリニコ社の公式通販にお試しBOXがあります。送料込みで500円。とりあえず、3種類の味を試せる「エンジョイゼリーセット」を注文しました。
クール宅急便で届きました

よく確認せず発注したのですが、実は冷蔵商品でした。届いた日にたまたま家におり良かった。クール宅急便で発送されたので、受け取りが面倒です。
お試しBOXの利用は初回のみで、2回目以降は1箱10パックまたは30パックの詰め合わせを注文することになります。冷蔵庫で保管しなければいけないので、ちょっと考えものですね。賞味期限も短め。
我が家の小さな冷蔵庫はすでにリアルダやユベラ軟膏で満杯なのです。
開封の儀

はさみがないと開けられません。
私が栄養剤を使う理由の一つに手が不自由であることもお話しておきます。これは、潰瘍性大腸炎の合併症というより、まったく別の指定難病だと言われています。
皮膚生検により結節性多発動脈炎と診断された頃は、エレンタールのふたを自分で開けられないほど、手が痛かったのです。その後、膠原病のいろんな病名をつけられ、大まかにいうと血管炎というやつです。
今はけっこう元気なので、レトルト食品の開封くらいは簡単にできますが、冷たいものを直接触ることは避けています。つまり、料理をしたくないので栄養剤で簡単に済ませられるならそうしたいということです💦
取り扱いの面倒くささから推察すると、エンジョイゼリーはお世話をしてくれる第三者ありきの介護食のようです。
大きさと成分表示

紙パックの外寸は12*4.7*3.7cm
重さは220g
エネルギーは300kcal
同じカロリー数で処方薬扱いのイノラスとエレンタールの成分表示も参考までに並べてみました。私がメインで飲んでいるのはエレンタールですが、時々摂取しているイノラスに組成が近いです。
プレーン | いちご味 | バナナ味 | イノラス | エレンタール | |
---|---|---|---|---|---|
たんぱく質 | 11.2g | 11.2g | 11.2g | 12.00g | 13.14g |
脂質 | 8.4g | 8.4g | 8.4g | 9.66g | 0.51g |
炭水化物 | 45.5g | 45.5g | 45.5g | 39.79g | 63.41g |
食塩相当量 | 0.38g | 0.38g | 0.38g | 0.69g | 0.66g |
イノラス配合経腸用液|【公式】大塚製薬工場,
エレンタール®配合内用剤 | 病気や治療の情報 | EAファーマ株式会社
食感はババロアのようでなめらか
肝心なお味の方ですが、とても美味しゅうございました!
食感は市販のババロアやプリンと比較しても遜色ないなめらかさです。ホテルメイドの高級品と比べるのは酷ですが、シャトレーゼレベルのクォリティは満たしています。
エレンタールゼリーもそうなのですが、市販の栄養剤はゼリーという名称でも、寒天の割合が多く、ややハードな印象です。エンジョイゼリーは寒天ではなく、ゼラチンを用いているので舌触りがいいのかもしれません。
1個あたりの価格は税込み270円。これを高いと感じるか安いと感じるかはその人次第ですが、私は10個入りのおたのしみセットを買ってもいいかなと思いました。